既卒の就活ガイド|就職活動ハウツーサイト

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既卒の就職活動に勝ち抜くために

1.既卒者を取り巻く就職事情

 2013年の「マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、大学在学中に就職活動経験のある既卒者の就職内定率は、2013年10月時点で30.2%でした。この数値の中には、一度就職したものの退職、あるいは在職しながら就職活動を行っているひとも含まれています。

 既卒で就職経験のないひとだけでなく、一度就職したにも関わらず、転職者としてではなく、既卒で就職活動を行うひとが増えているのは、決してよいことではありません。そうでなくても、大学在学中に就職活動を続けたにも関わらず、内定をもらうことなく卒業を余儀なくされるひとが少なくないのですから、未就労者のチャンスを奪うような状況が続くのは、とても残念なことです。

 これは行政が、卒業後3年間は新卒者として扱うよう青少年雇用機会確保指針が改正されたことによる、悪い弊害といえます。既卒者は、こうした厳しい条件の中で戦わなければならないことを認識し、戦略的な就職活動を進めることが不可欠です。

2.既卒者に強みはあるのか?

 では、新卒採用枠の応募で、既卒者に強みはあるのでしょうか。それは、一度就職活動を経験していることです。自分の新卒での就職活動を冷静に分析すると、内定が出なかった理由が見えてくるはずです。自分の就職活動の問題点を浮き彫りにできれば、それを解決する手立てを考えて、就職活動に望めます。これは、新卒者にはない、大きな強みです。

 また、企業側から見る既卒者の概念は、「大学を卒業しても、まだ働いていないひと」です。通常の既卒者は、正社員としての就労経験がなく、履歴書にも空白期間が存在します。採用面接では、面接官は必ず、この空白期間について質問をします。それを逆手にとれれば、それも大きな強みになるのです。既卒者が聞かれる代表的な質問は、「なぜ就職が決まらないまま卒業したのか」「卒業後は何をしていたのか」「就職活動を行っている期間、何を考え、どんなことをしていたか」です。

 既卒になった理由や経緯は、事実を正直に述べるべきですが、正社員として就職したいと思ったきっかけや、どうして応募企業を選んだかという志望動機、新卒より強い働くことへの意欲ややる気をアピールできれば、好印象を与えることができます。

 また、企業の募集している職種と自分がマッチしていることを、きちんと伝えられると尚可です。そのためには、徹底的な自己分析と企業研究が不可欠です。応募書類も企業ごとにカスタマイズするなど、手間を惜しまずに準備するようにしましょう。

3.企業が既卒者の求める資質とは?

 企業にとって、既卒者も新卒者同様、採用後に自分の会社で育てる人材です。転職者のように即戦力としてのスキルは求められませんが、自社のカラーに染まり、真面目に働いてくれるかどうかを見極めようとします。では、企業が既卒者に求める資質には、どんなものがあるのでしょうか。

 まず、ビジネスマナーの基本が身についていることです。これが顕著に表れるのが、挨拶と礼儀です。応募書類の書き方や面接時の立ち居振る舞い、敬語の使い方、面接後のお礼状の出し方など、企業の採用担当者は随所で、あなたのビジネスマナーの有無をチェックしています。特に第一印象は大事ですので、日ごろから練習しておきましょう。

 次に、素直であることです。正社員として就職したことがないのでれば、入社後に先輩や上司の指示を仰いで、仕事を教わり覚えなければなりません。このとき、素直に話を聞き、指示通りにできるかどうかを、採用担当者は見極めようとします。協調性があることを、エピソードを交えて話せるように準備しておくことをおすすめします。

 そして、やる気を伝えることです。働きたいという意欲がない人間を、採用しようと思う企業はありません。働くことへの前向きさを、しっかり伝えましょう。

 最後に、見た目も中身も若々しいことです。見た目が清潔感にあふれていること、若者らしく明るくハキハキと話すことで、採用担当者にさわやかな印象を与えることができます。仕事を教えて、育てたくなるような、若さと素直さを前面に出しましょう。

4.転職サイトも積極的に活用しよう!

 既卒専用の就職サイトを活用するのはもちろんですが、転職者向けのサイトも併用することをおすすめします。転職者向けの求職サイトには、学歴不問、未経験者OKの求人が数多く寄せられていますので、既卒者向けの就職サイトとは違うタイプの求人情報にアクセスしやすいというメリットがあります。

 また、既卒者向けの就職サイトは、新卒との差別化という点でノウハウを紹介していることが多いのですが、転職サイトは企業が採用したくなる人物像という観点で、コンテンツを用意していることが多く、ためになるはずです。

 業界や職種の幅広さを感じ、自分の求人の仕方を見直すという点でも、学ぶべきことは多いはずです。ぜひ、積極的に活用しましょう。

最後は人物勝負だと認識しよう!

 既卒が新卒と同じ土俵で勝負しようと思うと、引け目を感じるケースも少なくありません。古い体質の企業であれば、年齢の若い新卒者を優遇する傾向が強いですし、「大学中に内定できなかったひと」という色眼鏡で見られることもあります。

 ですが、自分がキャリアを積んで、働ける場を見つけるための修行のステージと思えば、既卒での就職活動は絶対にプラスになります。ただし、そこで気を付けなければならないのは、就職活動を自分一人の考えでは進めないということです。自己分析や企業研究の進め方に間違いがあれば、既卒での就職活動でも必ず躓きます。

 若者ハローワークやジョグカフェなど、行政にも無料で若者の就職支援を行ってくれる場がたくさんありますから、プロのキャリアコンサルタントに相談にのってもらったり、転職サイトが行う企業説明会に参加するなど、客観的な視点を持って就職活動を進めることを、常に意識してみてください。プロの目からみたあなたの適性や志向性は、必ずしも自己分析とは一致しないものです。好きなことより、得意なことを活かせる仕事に就く方が、その後に達成感を感じやすいという見方もあります。視野を広く持ち、新卒とは違う就職活動を展開していきましょう。

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公開日:
最終更新日:2015/02/04